4月2日の13時頃50万円を突破すると56万円前後まで一気に上昇しました。
ショートの損切りがトリガーしたのでしょう。
これまで動きのなかったビットコインですが、動意が出てきました。
上がるにしろ、下がるにしろ、変動率は高まりそうです。

1、仮想通貨市場は、値段もかなり下がり、全体の時価総額も20兆円ほどと、一時期の100兆円を超えた頃と比べても、だいぶ落ち着いてきた。

2、金融マーケット全体から見て、かなり小さいので、少しの資金流入でも上昇しやすくなっている。

3、各国中銀が金融緩和に向かっていることも、仮想通貨を押し上げているのであろう。

以上の3つの理由により仮想通貨業界に動きが出てきたものと考えます。

ビットコインが上がれば、他のコインも上がります。図のようにいい循環になっています。

 

ビットコインテクニカル分析

仮想通貨市場は、ビットコインの高騰に伴い全面高となった。CoinMarketCap.comを確認すると、仮想通貨市場の時価総額は、1時間足らずの間に約170億ドル(1.8兆円)増加した。

出典:コインチェック(20:00時点)

BTC価格は、本日13時半ごろに急騰。50万円付近で一旦上げ止まるも、ショートカバーで一段高を見せ、一時前日比23%超えとなる5,000ドル(56万円)を記録した。20:30時点では、53.5万円付近で推移している。

2018年に上値抵抗線となっていた「長期トレンドライン」を超えたビットコインは、昨年末の底値を起点とした「アセンディングトライアングル」上抜け(下図)を見せ、急騰した。直近数ヶ月ではボラティリティが激減するも、少しずつ下値を切り上げる中で本日午前にはBFのマイナス乖離が1.3%ほどまで進行しており、ロング優勢との見方が強まっていた。

今回の上昇タイミングでは、ビットコインのデリバティブ取引を提供する海外大手のBitMEXにて、10万BTC(500億円相当)を超えるショートポジションの巨額ロスカットが観測されている。

別視点から見た場合でも、ここ数ヶ月レンジ内を推移していた中期チャネルの上限を超え、ほぼ同時に水平線のレジスタンスを突き破っていることが分かる。

なお、2月19日のマーケットレポートでも言及したように、週足MACDは、2月11日にゴールデンクロスしており、以降ローソク足の下値を切り上げ続けるなど、長期足での買い圧力も示唆していた。週足の形状は、極めて良好な形であると言える。

トレンド転換のために

好ファンダが相次いだことで現物が買われており、需給面ではロング優勢にある。

まずは、当面の5,000ドル(55万円)を「日足レベル」で固めることが出来るかがポイントになるだろう。さらに、昨年11月のハッシュ戦争を契機に市場の大決壊へとつながった6,000ドルライン(66万円)を上回ることができれば、トレンド転換の目線が強まることになる。

もう一つ注目すべきは、移動平均線200MAの52万円付近で、ここがサポートとして機能するかどうかは、今後の展開を占う一つの試金石となりそうだ。この先に控えるファンダ要因はもちろんのこと、BTCの出来高推移や、相場を主導しているBitMEXを中心に買い板の厚さにも注目する必要がある。

ただし、短期的に急騰したことで、オシレーターは過熱感も示している。総楽観になると大きく押す可能性もあり得るため、トレンドフォローの順張りを基本としつつ、方向性を見て追従するなど臨機応変に立ち回りたい。

ビットコインのメイヤー倍数、385日ぶりの高水準

ビットコイン価格が年初来高値を記録したと同時に、以前にもコインポストで報じたビットコインの長期的分析に有効とされる「メイヤー倍数」の数値が、2018年3月13日以来となる386日ぶりに「1.0」を突破した。

通貨の本質的価値を判断するのに役立つとされているメイヤー倍数は、200日移動平均線と現在価格の差を数値化した指標だ。仮想通貨の著名投資家で同指標の名称の由来となったTrace Mayer氏は、かねてより重要ラインを「2.4」だと言及していた。

4月2日時点で1.01を突破したメイヤー倍数が、過去に2.4を超えた事例は4度しかなく、いずれもBTC価格が急騰しているタイミングに到達している。

しかし、メイヤー倍数は強気相場の分析だけではなく、上昇のタイミング予測にも一見の価値がある。メイヤー倍数は、2014年2月から2015年6月にも1.0を下回っていたが、16ヶ月ぶりに同ラインを突破した数ヶ月後に、100%以上の上昇を見せている。

出典:CoinMarketCap

今回、ビットコインのメイヤー倍数が1.0を超えたことも、注目に値すると言えるだろう。

米著名アナリスト「BTCの価格上昇は8月頃」

米国の著名投資アナリスト、トム・リー氏が、大手メディアCNBCのインタビューに応じ、順調に行けばビットコイン価格の回復は、8月頃に見られるだろうと発言した。

2019年は「市場回復」の年だと思う。グローバル市場はリスクオン相場であるため、ビットコインにとって有利だと言える。

昨年は向かい風だったが、米ドルは以前より伸びていない。つまり、仮想通貨市場の逆風は消えたのだ。

リー氏は、このように恒例の前向きな仮想通貨の市場予想を語ると、相場の再上昇要因として主に以下の項目を挙げた。

  • グローバル企業の仮想通貨に対する関心
  • 政治的困難な国家でのビットコイン普及
  • ウォール街の仮想通貨事業展開
  • BTC価格4000ドル台で底値が固まること
  • 200日移動平均線

ビットコインのテクニカル面

さらにリー氏は、200日移動平均線やBTC市場のこれまでの流れを踏まえた上で、仮想通貨市場が今後「あと5、6ヶ月すれば上昇相場が開始するだろう」と予想している。

BTC価格は最高潮だった2017年12月時と比較すると当時の80%近くの水準にあるが、直近での最も大きな影響について以下のように述べた。

一番大きな痛手だったのは昨年11月、ビットコインキャッシュのハードフォーク後に6000ドルから3100ドルに下落したことだ。

フォークによるハッシュ戦争は、投資家の信頼と市場のダイナミックを覆したため、ビットコイン価格はしばらく6000ドル(約67万円)以下の水準で調整すると思う。

そこで重要指標となるのは、200日移動平均線だ。ビットコイン価格がこのまま4000ドル台を推移していけば、8月頃に200MAを上抜けるだろう。

ボラティリティの高さで有名な仮想通貨だが、昨年9月中旬から10月後半までの1ヶ月は過去最低水準の変動率が記録されており、ビットコイン価格は6000ドル台を推移していた。

6000ドルは、BTCマイニングを行う採掘事業者の損益分岐点だと予想されていたため、心理的な重要ラインとして保たれていたが、11月15日に行われたビットコインキャッシュのチェーン分裂が相場の不安を煽り、ビットコインは前月比40%安の記録的暴落を見せている。

そこから、12月中旬には一時回復傾向も見られたが、2019年に突入してからビットコイン価格は、4000ドル台のラインを突破しきれていない。

しかし、ビットコイン価格はリー氏が重要視する「200日移動平均線」と同水準になってきているため、このまま4000ドル前後で底値が固まれば、リー氏が予測するように仮想通貨市場は上向きに転じるかもしれない。